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FCGグループのニュースレターをお届けします。

FCG インドネシア ニュースレター(No.314)

2020年06月29日インドネシア

1. 経済法令(新規、改定)

 

《 コロナウィルス関連の税務優遇策に関する政令 》
= 2020年6月10日発効 No.29 Year 2020
1) 当該政令は、新型コロナウィルスの感染防止に寄与した関係者に与えられる税務上の優遇策である。具体的には以下の通り。

FCGインドネシアニュースレターNo314①

 

 

 

2. 経済ニュース

 

【 第2四半期の成⾧率はマイナス3.1%の見込み 】
インドネシアのスリ・ムルヤニ財務相は、2020年第2四半期(4~6月期)の実質GDP成⾧率が前年同期比マイナス3.1%となる見通しを発表した。第1四半期の2.97%から大幅な悪化となる。四半期でのマイナス成⾧はアジア通貨危機後の99年第1四半期の前年同期比マイナス9.4%以来となる。新型コロナウィルスの感染拡大を受けて4月上旬から始まったPSBB(大規模社会制限)による経済停滞が要因。

 

 

【 自動車販売台数 5月は96%減 】
インドネシア自動車協会(ガイキンド)は、5月の国内自動車販売台数(ディーラーへの出荷ベース)が前年同月比で96%減の3,551台に留まったと発表した。1月から5月までの累計では前年同期比で41%減の約24万8,310台であったとみられる。
なお、ガイキンドは、通年の販売目標を前年比5%増の108万台としていたが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を考慮して60万台に下方修正している。

 

【 政策金利0.25%引き下げ 】
インドネシア中央銀行(BI)は、6月17、18日、月例理事会を開き、政策金利(7日物リバースレポ金利)を前月の4.50%から引き下げて4.25%とすることを決定した。利下げは3ヶ月ぶり。新型コロナウィルス感染拡大により景気が落ち込んでいるため、景気回復を後押しする狙い。また、現在はインフレ圧力が低いことからさらなる利下げの余地はあるとの見解を示した。
BIはさらに2020年の経済成⾧率を0.9%~1.9%程度との予測を発表した。他方で、国際通貨基金(IMF)が6月24日に発表した最新の見通しでは、インドネシアの2020年の実質GDP成⾧率はマイナス0.3%との予測値となっており、4月時点の予想値の0.5%から下方修正されている。

 

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【PDF版】FCGインドネシアニュースレター – JUN.29.2020