【開催日時】2023年9月19日（火）14:00 – 16:00

 

【開催方式】会場開催　

　　　　　　株式会社国際協力銀行9F講堂

　　　　　　東京都千代田区大手町1丁目4番1号

 

 

【開催概要】 

新型コロナウイルスに加え、資源高とインフレ進行、カーボンニュートラルをはじめSGDsの社会や企業経営への浸透など、日系企業を取り巻く環境は大きく変化しています。
そのような中で、2018年度、2019年度と比べて、2020年度、2021年度は日系企業における現地法人の解散・撤退数は25%以上増加しており（経済産業省「海外事業活動基本調査」より）、現地法人の見直しが本格化しつつあると言えます。
現地法人の見直しに際しては、撤退を如何に戦略的に計画・実行するか、そして次世代のビジネスを開拓するかが重要となります。
本セミナーでは、戦略的撤退と次世代進出のロードマップやトラブル事例を俯瞰し、解散・撤退数の増加する中国を事例とした再編方法や、次世代進出として用いられる海外のスタートアップ投資やM&Aに際しての留意点等について説明いたします。

 

 

【スケジュール】

14:00-14:20
第一部　戦略的撤退と次世代進出、そのロードマップとトラブル事例
株式会社フェアコンサルティング　Global RM部　日本国公認会計士　伊藤　潤哉

日本企業の現地法人の動きから、撤退や次世代進出のロードマップやトラブル事例について説明いたします。

 

14:20-15:05
第二部　再編方法の比較と可視化の重要性～中国を事例に～
フェアコンサルティング中国　日本国公認会計士　粟村　英資

一般的に検討される再編方法の比較と再編実施に当たっての現状把握の実務を中心に説明いたします。

 

15:05-15:20
コーヒーブレイク（休憩）

 

15:20-15:50
第三部　「グローバル市場のエコシステムに参入する手段」と「ベンチャー投資による次世代の国際事業創出」
株式会社フェアコンサルティング　グローバル・ビジネス・ディベロップメント部
マネージングディレクター　清水　英一

次の２項目について、ケーススタディを用いながら考察します。
（１）グローバル市場のエコシステムへの参入手段は「外から見る日本」からヒントを得ることがポイント
（２）ベンチャー投資による次世代の国際事業創出については、「事業性の確認スピードが勝負」

 

15:50-16:00
Q&Aセッション
名刺交換・ネットワーキング　

 

【講師紹介】

株式会社フェアコンサルティング　Global RM部　日本国公認会計士　伊藤　潤哉

あずさ監査法人にて、会計監査、内部統制、国際会計基準の導入支援をはじめとした各種アドバイザリー業務に従事。
フェアコンサルティンググループに入社後は、台湾にて４年間勤務した後、現在はシンガポールにおいて日系企業のシンガポール進出・運営支援やクロスボーダーM&Aなど、クライアントのニーズを把握した質の高いサービスを提供している。

 

フェアコンサルティング中国　日本国公認会計士　粟村　英資

中央青山監査法人大阪事務所にて上場企業および上場準備企業の法定監査に従事し、特に上場準備企業のように比較的規模の小さい企業への経営全般に対しての支援業務に興味を持つようになる。
その後、上場準備企業へ転職し、同社の経理課長として企業財務の実務を経験する。また同社の経営企画室長に就任後は、IPO に向けた資本政策、内部統制組織の構築、中国をはじめとしたアジアの子会社の経営管理など数々の実務経験を得ることとなる。
現職では、国内外の企業の内部管理体制構築支援業務及び中国進出支援業務を主に担当し、企業の抱える内部管理上の問題点の解決と中国進出企業への丁寧な進出支援業務に定評がある。

 

株式会社フェアコンサルティング　グローバル・ビジネス・ディベロップメント部
マネージングディレクター　清水　英一

欧州系銀行に6年間従事したのち、2000年に渡米し独立。以来12年間に渡って日米を中心にベンチャーキャピタルや中小企業向け経営・事業開発コンサルティングを行ってきた。2011年に帰国し、外資系事業会社の日本法人代表を4年間務めた。フェアコンサルティングでは、オールラウンドにこなすビジネス・アドバイザーとしてクライアントの国際取引案件（M&Aやジョイントベンチャーの組成）を中心に手掛けている。その他、不動産投資ファンド運用会社、イスラエルのフィンテック会社、欧州ブランドを手掛けるPR会社各社の顧問も務めている。